- どんな相談内容がキャリアカウンセリングの対象になりますか?
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ほとんどの悩みがキャリアカウンセリングの対象になると考えています。
一般的に使われている「キャリア」は 就職や職業経験などを表すことが多く、これは狭い意味でのキャリアと考えていただければ良いかと思います。
本来の「キャリア」とは “人生や生き方” を示すもので、キャリアについて考えるということは “生き方(人生)” を考えるということになります。
そして、私たちは多くの時間を “働くこと(仕事)” に費やしながら暮らしていますので、悩みの多くが働くことにかかわっていることは、多くのケースで見られることです。
例えば・・・
・転職しようか悩んでいる
・職場に嫌な人がいて働きにくい
・メンタル不調(疾患)になり、今後のことを考えている
・仕事と家庭(子育て・介護)のことで悩んでいる
・将来のことが不安である
・定年退職後のことが不安である
・子供が働いていなくて心配である
など、様々な悩みがキャリアカウンセリングの対象になります。 - 悩みを相談したら、解決につながりますか?
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悩んでいる人が自分の力で解決していくためのお手伝いをするのがキャリアカウンセラーの役割であると考えています。悩んでいる相談者を取り巻く環境は多様で複雑になっていますので、丁寧に状況を確認し、同時に気持ちの整理をつけながら、解決の糸口を一緒に考えていくことがキャリアカウンセリングの目標となります。
「相談したら解決方法を教えてくれる」のがカウンセリングであるとイメージされているかもしれませんが、本来は教えたり、アドバイスするようなものではないと考えています。カウンセラーの人生経験を基にして、相談者の悩みに勝手に当てはめ、安易に指導・アドバイスすることは、あまりにも無責任なことだと思います。
カウンセラーのアドバイスだけで解決してしまう悩みであれば、たぶん、相談せずともあなたはすでに自分で解決していることと思います。簡単に解決できない難しい悩みだからこそ、あなたは相談しようか迷っているのでしょうから、どうしたら悩みの解決に向かっていくのかを一緒に考えていきましょう。 - キャリアカウンセリングには、どんな効果が期待できますか?
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キャリアカウンセリングの効果は二つあると考えています。
(1)話を聞いてもらうことで気持ちが楽になること。
(2)気持ちを整理しながら自分の中で変化を起こし、悩みの解決(改善)に向けて行動すること。
気持ちが楽になるだけではその場限りで終わってしまい、悩みの解決につながらないような気がします・・・
逆に、悩みの解決方法がわかったとしても、解決するための行動ができないならば何も変わらないような気がします・・・
このように、気持ちが楽になるだけだったり、解決方法がわかるだけだったり、どちらかだけでは問題解決へに向かって変化を起こすことができないことはよくあることです。
(1)はストレス軽減とモチベーションの維持・向上、(2)は認知の変化と行動への覚悟、といったカウンセリングによる効果が期待されるところだと考えられます。
悩みをひとりで乗り越えるのはなかなか大変なことです。ので、カウンセラーと一緒に悩みの解決へ向かっていきましょう。 - メンタル不調(あるいはメンタル疾患)がありますが、利用できますか?
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心療内科やメンタルクリニックなどで治療・服薬中の方の場合、症状や状況によってキャリアカウンセリングの実施をお断りする場合があります。
初回のカウンセリングではメンタル不調の状況なども確認させていただきます。キャリアカウンセリングを継続することが相談者ご本人にとって良くないとキャリアカウンセラーが判断した場合には、キャリアカウンセリングの実施を中断したり、他の専門機関へのリファーをご案内することがありますのでご了承ください。
キャリアカウンセリングでは、過去の仕事内容や職場状況などを振り返るプロセスがあります。仕事内容や職場環境が原因でメンタル不調となった場合、その状況を思い出すことで辛くなってしまったり、体調に悪影響を与えることがあるかもしれません。
メンタル不調があり、治療のため休業(失業)している場合には、医師からキャリアカウンセリングを受けることの許可を取っていただくことをお願いすることがありますので、その際にはご協力ください。 - キャリアカウンセリングは、何回くらい続けなければなりませんか?
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ご相談内容によって頻度や間隔は異なりますが、数回のカウンセリングを重ねることをお勧めしています。
一般的なカウンセリングの流れとしては、初回の相談(インテーク面談)では悩んでいる状況やお気持ちなどを詳しくお聴かせいただき、状況の確認・整理をしながら、問題解決への方向性を定めていく流れになり、2回目以降のカウンセリングへとつながっていきます。カウンセリングを終えた後、ご自身の中で色々考えると思いますが、その振り返りも問題解決のための大切なプロセスになると考えています。
初回のカウンセリングだけでは内省(自己理解)が不十分になりがちです。少し間隔が空いたとしても2回目のカウンセリングを受け、自分の中の気持ちや考えの整理をカウンセラーと一緒に行いながら、さらに内省を深めて問題の解決へ向かって行くことをお勧めします。
なお、カウンセリングを継続するかどうかは相談者の意志を尊重しておりますので、無理強いすることはありませんのでご安心ください。 - 予約なしでも利用できますか?
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当カウンセリングルームは完全予約制となっておりますので、事前のご予約が必要になります。
ただし、時間帯に空きがある場合には、当日のご予約から当日のご利用が可能ですので、お電話かLINEからご予約のご確認をお願いいたします。
なお、ご予約なしでご来店いただきましてもご利用はできませんので、あらかじめご了承ください。 - 学生の就職活動のサポートは可能ですか?
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もちろん、学生さんの就職活動のサポートも承っております。
大学生が就職活動を終えた後で一番後悔されるのが「自己分析不足」「企業研究不足」のようです。この不足感の原因は深掘りができていないことだと考えています。特に自己分析の深掘りは重要で、企業選定、エントリーシート作成、面接などのすべてにかかわってきますので、長期間にわたる就職活動を続けていくためにも、一緒に頭を悩ませながら頑張っていきましょう。 - 職業適性検査だけでも利用できますか?
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職業適性検査だけの利用はできません。検査を実施できるかどうかの確認をするために、一度、カウンセリングを受けていただく必要があります。また、体調や健康状態などによっては、検査を実施できないことがありますのでご理解ください。
実施の流れ
1回目:初回相談70分 → 2回目:職業適性検査(実施) → 3回目:職業適性検査(ワーク、解釈) - 求人の紹介や斡旋はしてもらえますか?
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当カウンセリングルームでは職業紹介(求人紹介)はできません。
職業紹介(求人紹介)は厚生労働大臣の許可が必要になっており、当カウンセリングルームでは求人紹介の許可を取得していないため、求人紹介はできません。
ただし、キャリアカウンセリング(就職相談)の中で、相談者に相応しい求人を一緒に探したり、検討することはできますのでご活用ください。 - 転職エージェントやハローワークとの違いなんですか?
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転職エージェントは有料の職業紹介、ハローワークは無料の職業紹介です。転職エージェントも求職者からはお金をもらわないことはハローワークと同じですが、求人企業からお金をもらうことで成り立っています。
当カウンセリングルームは職業紹介を生業としておらず、転職などの働くことにかかわる悩み、キャリアの悩みを相談する場所です。
当カウンセリングルームの相談(カウンセリング)は有料ですので、しっかりと時間と場所を確保したうえで、丁寧に寄り添ったカウンセリングをさせていただきます。