本当に変わるために必要なものは、目に見える変化ではない

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トランジション理論 - Transitions Theory-

私たちは生きていく中で、「変わりたい」「変えたい」と思うことが度々あると思います。

今の状況を変化させたい
過去を捨てて生まれ変わりたい
新しい人生を歩みたい
自分を変化させたい
など・・・

状況によって、色々な「変わりたい」があるのではないでしょうか。


例えば、散らかっている部屋をきれいに片づけたり、部屋の模様替えをしたりすると、気持ちがすっきりしてやる気が出るなど、気持ちを変化させることができます。
しかしながら、この気持ちの変化は一時的なもので、持続性があまりないのかもしれません。
もちろん、「すっきりしたい!」「やる気を出したい!」という目的でやるのであれば、これだけで十分効果があるので何ら問題ありませんね・・・


なぜ、このような例を挙げたかというと、「人が本当に変わるためにはどんなことが必要なのか?」を一緒に考えてみたいと思ったからです。


ちょっとした言葉の違いですが・・・

「変化」とは、表面的で見えるものが変わること
「変容」とは、内的で本質的な見えないものが変わること

であり、人が本当に変わるためには、「変化」ではなく「変容」が必要になるのではないでしょうか。
つまり、内的な変化、内面の再定義が必要であるということです。


アメリカの作家で組織コンサルタントであるウィリアム・ブリッジズ(1933~2013)は、人の生き方や組織の在り方などにおける「変化」について、その心理的プロセスとして「トランジション理論」を提唱しています。
このトランジション理論を一緒に見ていきましょう。


ここからは、
・ウィリアム・ブリッジズ 2014「トランジション -人生の転機を活かすために-」第8刷 パンローリング
を引用・参照しながら考えていきたいと思います。


トランジションを日本語で表現すると、一般的には「過渡期」や「移行」などの変化を意味します。
ブリッジズのトランジション理論では、人生やキャリアにおける転機(変化するきっかけ)について、

①終焉:「終わり」
②中立圏:「ニュートラルゾーン」
③開始:「新たな始まり」

という3段階の心理的変化のプロセスで捉えています。

ブリッジズのトランジションにおけるプロセス
ブリッジズのトランジションにおけるプロセス

私たちは、通常、ものごとのプロセスを「始まり」→「ニュートラルゾーン」→「終わり」という流れで捉えると思います。

転職を例にあげてみましょう。

①始まり
・転職して新しい職場で働くことになった

②ニュートラルゾーン
・前の職場とは仕事内容ややり方が異なり、戸惑いや不安が起こる

③終わり
・環境や条件に適応できず退職する

という流れの場合、上手くいかなかった原因が職場環境にあるのか、本人にあるのか定かではありませんが・・・
ここでは、何が課題として考えられるでしょうか?


ブリッジズのトランジション理論では、「終わり」、つまり「手放すこと」から始まると説明しています。

①終わり
・これまでの自分や慣れ親しんできたやり方を手放す
・古い状況から抜け出す

②ニュートラルゾーン
・過渡期のどっちつかずの時期
・混乱を経験する
・モラトリアムな状態(猶予期間、熟成期間)

③始まり
・新しい状況に向かって再び前進し始める


トランジションを乗り越えるためには、終わりを受け入れ、混乱や苦悩の時期を経て、新しい始まりへ進んで行くといったプロセスが必要であるとブリッジズは言っています。


上の例のように、転職後すぐに離職してしまうことは珍しいことではありません。
ケースによって、それぞれの原因があるのかと思いますが、しっかりと「終わり」ができていたでしょうか?
前職での想いやしがらみを清算できていたでしょうか?
そのうえで、悩みの期間を経て、新しい「始まり」へ移行できていたでしょうか?

終焉:「終わり」

みなさんは、「終わり」をうまく処理できていますか?

「終わりを意識するって、なんだかネガティブだなぁ~」
「私はポジティブだから、前しか見ない。だから、終わりなんて考えても仕方ないよ!」

こんなふうに、「終わり」を軽く扱ってしまっている人もいるかもしれません。
でも、本当に「終わり」を清算しないで前に進んでいっても問題ないのでしょうか?


ブリッジズは、「終わりから始まる」と言っています。
いったい、「終わり」とは何なのでしょうか?


「新しいやり方で始めるには、現在のやり方を終わらせなければならない」

↑どう思いますか?


例えば、職場で「仕事のやり方を変えよう」となった時、どうでしょうか?
人は変化を嫌う(安定を好む)傾向があるため、まずは拒否や否定などが起きますよね。
当然だと思います。
しかしながら、社員は上司の命令なので、嫌々ながらも新しいやり方でやろうとします。

でも、なかなか新しいやり方がうまく職場に馴染んでいきません・・・

以前のやり方のほうが慣れているので、どうしても以前のやり方でやってしまいます。
余裕がある時には、何とか新しいやり方でやってみるのですが・・・


理由があって新しいやり方にすると決まったのに、なかなか移行できないのです。
そして、新旧入り交ざってミスや混乱が増加します。


どうして移行できないのか・・・


それは、新しいやり方に変わることを「納得できていない」からなのでしょう。
以前のやり方を「手放せていない」からなのでしょう。


つまり、以前のやり方に「終わり」を告げることができていないということなんだと思います。


最初に挙げた転職してすぐに離職した例ですが、もしかしたら人間関係が良くないなど、たまたま運が悪いだけのことも十分にあり得ることです。
ですが、前職を辞めた理由をしっかりと「終わり」にできていないと、新しい職場に持ち越してしまい、それがうまくいかない要因となってしまうことがあるかもしれません。


過去の恨みつらみや未練を引きずっていても良いことはなさそうです・・・
「終わりにする!」という、決意が必要なのでしょう。



新しく始めるためには、まず、「終わり」にすることが大切なのです。

中立圏:「ニュートラルゾーン」

みなさんは、人生の中の「空白の期間(ニュートラルゾーン)」をどう思いますか?

ニュートラルゾーンは、「終わり」と「始まり」の「はざま」のことです。
現代社会では、終わりと始まりは連続していて、その連続を断つこと、あるいは、何もせず休憩するような期間を送ることは好ましくないこととして扱われる傾向があります。


例えば、会社を離職したら「すぐに再就職しないとダメ!」と思っていたり、「いつまでフラフラしているの?」とまわりから思われていたり・・・私たちには、このような傾向があるのではないでしょうか。


生きていくには働いてお金を稼がなければならないので、「離職→すぐに再就職」という考えになってしまうことは当然のことで、間違いではないと思います。


ブリッジズは、“トランジションは道路を横切る時に似ている” といっています。


それは、私たちの「できるだけ早く反対側に渡ろうとする」という行動が、トランジションにおいても同様の傾向があることを示しているのでしょう。


しかしながら、ブリッジズはこの「はざま」である「空白の期間(ニュートラルゾーン)」がトランジション体験においてはとても大切であるといっています。


例えば、定年退職になり、同じ職場で再雇用(継続雇用)という形で働き続けることになった場合、どんなことが起きやすいでしょうか?


これまで部下に指示を出し、職場でマネジメントをしてきたあなたが、今度は役職も何もない再雇用の一般社員として、同じ職場で仕事をしていく状況を想像してみてください。


職場の仲間、扱う仕事、職場の環境などは以前と変わりないですから、あなたにとってあまり変化はありません。
ただ、責任と権限がなくなりました。その分、仕事は楽になり、就業時間も短くなりました。
そんな中で、あなたは手持ち無沙汰を感じながら、まわりの人たちの仕事ぶりが気になり、助言や指導をしながら、自ら積極的に動いています。

↑どうでしょう?


自ら積極的に仕事をする社員ですから、職場では重宝がられそうな気もしますね。
でも、実際にはそうではないことのほうが多いかもしれませんね・・・


・かつての部下たちが、今のあなたよりも上の立場になっています
・新人社員は、あなたを口うるさいお年寄りだと感じているかもしれません
・まわりは、あなたの自主的な行動が余計なことだと感じているかもしれません
・あなたより若い社員は、あなたに仕事を頼みにくいと感じているかもしれません
・今までのやり方を刷新したいと思っている社員がいるかもしれません

どうもまわりの人たちは、あなたとの間に、少し距離を感じているようです。

↑どうでしょう?


こんな感じだと、お互いに働きにくくて、誰にも良いことがなさそうですよね・・・
何が原因なのでしょう?

それは・・・

あなたは、定年退職という「終わり」ができておらず、
そして、本当の「終わり」を経て、「ニュートラルゾーン」を経験していないことが原因だと考えられます。


このケースでは、定年退職という表面的な「終わり」から、新しい「始まり」へダイレクトにつながっていますね。


あなたは定年退職したことで、役職がなくなり、権限がなくなり、部下がいなくなり、一般社員となった変化を受け止めなければなりません。
そして、これまでの役職や権限などをもっていた輝かしい自分が終わってしまったことを受け入れなければなりません。
これが「終わり」です。


輝かしい自分が終わってしまったら、自分のアイデンティティどうなるでしょうか?
※アイデンティティとは、「自分はこういう人間だ」という確固たる自信や自覚のことです。


ここから「ニュートラルゾーン」になります。


これまでの「キャリアやプライドを喪失」し、「アイデンティティの危機」に直面します。
※アイデンティティの危機とは、自分が何者なのか分からなくなり、社会の中での自分の居場所や役割を見失ってしまう状態をいいます。

振り返る
悩む
わからなくなる
苦しむ
不安になる
などを経て・・・

役割の再定義」にたどり着き、「アイデンティティが再構成」されます。


アイデンティティの再構成は、人によって様々だと思いますが・・・

例えば、
 ・一般社員になったことをしっかりと認識する
 ・過去の栄光への執着を捨てる
 ・新しいことへの順応をこころがける
 ・教えてもらう気持ちをもつ
 ・感謝する気持ちをもつ
 ・横のつながりを意識していく
 ・組織から個へ意識を変化させる
 ・仕事以外の活動にも興味をもつ

など、色々なことを悩み抜いた結果、見つかるものがあるのだと思います。


定年退職という「終わり」を受け入れ、「ニュートラルゾーン」を経て、「アイデンティティが再構成」されることで、きっと、まわりにとっても自分にとっても働きやすい状況になっていくのではないかと思います。


「ニュートラルゾーン」でしっかりと 悩み・苦しむこと が、新しい「始まり」に必要なのです。

開始:「新たな始まり」

みなさんは、「始まり」をどのように考えていますか?

私たちが生きる現代は、何事も「スイッチ」を押せばスタートするというような機械的な概念で成り立っています。
機械はスイッチでスタートしますが、人のトランジションもスイッチを押すように新たな始まりがスタートするのでしょうか?


ブリッジズは、“始まりは印象に残らない形で生じる” と言っています。


あなたは、何かを始めるには、明確な決意によって始めるべきだと思っていませんか?
確かに、新しく始めるには「本気で始めなければ」という決意や覚悟が必要な感じがします・・・
でも、この「明確な決意」に捉われ過ぎると、いつまでも始められないかもしれないし、チャンスを逃してしまうかもしれません。


例えば、
・参加するのを迷っていた研修会に参加してみたら、そこで知り合った人が生涯の親友になった。
・スーパーでなんとなく気になって買ってみた食べ物が、今では大好物になっている。
・飲食店の待ち時間に読んだ雑誌の記事が気になり、調べ直した言葉が、その後の自分の座右の銘となった。


上の例では、
 “なんとなく” 研修会に参加した
 “なんとなく” 食べてみようと思った
 “なんとなく” 気になった言葉

・・ ・ “なんとなく” から始まっている行動ですが、その後の大切なものへとつながっています。
このように、偶然の出会いから「始まる」ことは多くあると思います。


この例は、たまたま偶然の出来事なのでしょうか?


後付けの理論のように感じてしまうかもしれませんが、「始まる」ための準備ができていたからこそ、その出会いが「始まり」のきっかけになったのではないでしょうか。


トランジション理論のステップである「終わり」と「ニュートラルゾーン」で 悩み や 迷い を経験したことで、「始まり」の準備ができていたのだと考えることができます。



トランジション理論の「始まり」は、クランボルツの 計画的な偶発性理論(Planned Happenstance Theory)と重なるところがあると思います。

そして、新たな始まりの接近に気づくには、「内的なシグナルに敏感になる必要がある」とブリッジズは言っています。


「なんとなく」とか、「なにか違うかな」というような感覚は、内的なシグナルとしての「かすかな現れ」である可能性があり、他の刺激が強いと感じることができないらしく、そのためトランジションの中にいる時には 空虚 や 静寂 を必要とするようです。

このように、新たな「始まり」は、観念、印象、イメージという形で出現することが多いため、内的な直観によって感じ取り、判断することになります。


また、書籍の中にこんなことが書いてあります。


何かになろうとするよりも、何かをやってみることだ


これは、表面的なもの(例えば、肩書き)を求めるのではなく、内面的なもの(例えば、行動)を大切にしてみようという言葉なのだと思います。


例えば、私のことを例に挙げてみますね。


私は8年前にキャリアカウンセラーとして働くために、長く勤めた会社を辞めて転職をしました。
そして、いくつかの就職支援機関で働き、実績を積み上げながら進んできました。


私は、キャリアカウンセラーになりたいのか、それともキャリアカウンセリングがしたいのか


もしかしたら、転職した当初は「キャリアカウンセラーになりたかった」のかもしれません。確かに憧れみたいなものがありました。
でも、今でははっきりとこう言えます。


私はキャリアカウンセリングがしたいです。働くことで悩み、苦しんでいる人たちの力になりたいです。


もちろん、”働くことで悩み、苦しんでいる人たちの力になりたい” という気持ちは転職した当初からある気持ちですが、キャリアカウンセラーとして経験を積んでいく中で、その気持ちがさらに強くなっていることを感じています。


お恥ずかしい話になりますが、昨年、3回目のチャレンジで 2級キャリアコンサルティング技能士 に合格しました。

受検すると決めた当初は、
「6年も現場でやってきたんだから、2級技能士持ってないとね」
「開業に向けて、箔をつけるために取得するかな」
「自分のスキルを試してみようかな」
こんな気持ちもあったかと思います。
動機としては少々舐めている感じは否めませんね・・・反省しています。

1回目は不合格、2回目も不合格となっていく中で、自分の力不足に気づいていきました。
合格率15~20%の試験の難しさを甘く見ていたようです。

「もう受からないんじゃないか」
「諦めようかな」
「志だけの自分じゃダメなのかな」

不合格のたびにどんどん自信がなくなっていきます・・・
そうすると自分を守るためにこんなことを思い始めます。

「2級技能士を持っているからって、良いカウンセリングができるとは限らないじゃん」

自己防衛です・・・
諦めることを正当化したいのです。


でも、2回の不合格を経験し、必死で向き合っていく中でこう思うようになっていきました。


「いったい、何のために試験を受けているのだろう?・・・試験に受かるためじゃなくて、相談に来てくれる相談者の役に立てるように、カウンセリングスキルを高めるための試練なんだ!」


このような気持ちで3回目の試験に挑んだところ合格をもらえました。
この時の実技試験はロールプレイという気持ちではなく、本番の真剣勝負の相談場面として向き合えていたと思います。


何を言いたいかというと、「結果よりも、プロセスが大事」ということです。
もちろん、結果も大切なのですが、それ以上に、その結果に向かって行くプロセス・・・悩み、迷い、もがき、挫折しながら試行錯誤していく中で得られる気づきが大切なのだろうと感じています。


もちろん、私のキャリアカウンセラーとしての職業人生は、まだまだ道半ばで、未熟なキャリアカウンセラーです。
小さなトランジションを何度も繰り返しながら、ようやくここまで来たのかと思っています。
キャリアカウンセラーとしての役割を、これからどうやって果たしていこうかと悩みながら過ごしています。


「キャリアカウンセラーとして、どう生きていくのか」


これが私の当面の課題です。

今の私は、
新たな「始まり」としてスタートを切れているのか・・・
まだニュートラルゾーンの最中なのか・・・

私にもわかりません。


「何かになろうとするよりも、何かをやってみることだ」について、私の例を挙げて長々と説明してしまいましたが、少しでもイメージして参考にしていただけたなら嬉しいです。

まとめ

ここまで、かなり長い説明になってしまいました。
ここでまとめてみます。

トランジション理論とは、人生やキャリアにおける転機(変化するきっかけ)を

①終焉:「終わり」
②中立圏:「ニュートラルゾーン」
③開始:「新たな始まり」

という3段階の心理的変化のプロセスとして捉えた理論であり、内的な変化(内面の再定義)が重要とされています。

ブリッジズが最も重要視しているのは、第二段階の「ニュートラルゾーン」です。
ニュートラルゾーンは、「終わり」と「始まり」の「はざま」であり、混乱や苦しみの時期であり、新たな始まりに向けた心理的な準備が進む、最も創造的で重要な期間だとされています。

この「ニュートラルゾーン」でしっかりと悩み・苦しむことが、新たな「始まり」に必要なのです。


そして、もうひとつ重要なのが、第一段階の「終わり」です。
「ニュートラルゾーン」に入る前に、しっかりと「終わり」を清算していることが必要になります。
ブリッジズは、「終わりから始まる」と説明しています。
新しく始めたのにうまく行かない時には、もしかしたら「終わり」ができていないのかもしれません。

「過去を手放せていない」ということです。


最終段階は「新たな始まり」です。
前段の「終わり」と「ニュートラルゾーン」を乗り越えていれば、「始まり」への準備ができている状態です。
きっかけになるような偶然の出来事が、宿命的な出会いになるかもしれません。
あるいは、気づかないうちに「新たな始まり」がスタートしているかもしれません。

「何かになろうとするよりも、何かをやってみること・・・」
つまり、形ではなく、内容やプロセスが大切だということです。


トランジションを乗り越えるためには、このように3段階の心理的変化のプロセスを経て内的な変化(内面の再定義)を起こすことが必要となります。



本当の意味で「生まれ変わる」には、「内的な変化(内面の再定義)」が必要です。

最後に・・・

余談になるのですが、みなさんは儀式(通過儀礼)をどう思いますか?


例えば、その昔、男性は「元服」、女性は「裳着」という「大人になる儀式」があったようです。現代の成人式にあたります。
この儀式では髪型や服装が変わるのですが、それは同時に大人になる自覚と覚悟を負う非常に重みのある通過儀礼だったと思われます。


現代の成人式はどうでしょう?
年齢が20歳になったというお祝い・イベントとしての側面が強いのではないでしょうか。
大人になるための通過儀礼として受け止めている人はどれくらいいるのでしょうか。


昔は、何かの移行期、節目、つまりトランジションの際に、通過儀礼という厳格な儀式によって内面の変化(内面の再定義)を強制的に行い、新しく生まれ変わること果たしていたようです。

今、私たちが行っている儀式は、イベント的な目的、宗教的な意味合い、その地域の風習的なものであったりするので、昔の通過儀礼のような内面の変化までの効果は期待できないのかもしれません。

その分、私たち自身が儀式というイベントを通して「内面の変化(内面の再定義)」を意識する必要があるのではないかと感じます。


入学式、卒業式、成人式、就職、結婚式、お葬式・・・
お正月、節分、ひな祭り、子供の日、お盆、お彼岸、クリスマス、大晦日・・・
たくさんの儀式やイベントがあります。

何かの節目にイベントを催して、家族や友達などで楽しむことは喜ばしいことです。
ただ、その儀式(イベント)の本来の目的を理解することで、もっと価値のあるものになるのかもしれないし、あるいは、その儀式(イベント)が必要ないものなのかもしれません。


私は、このトランジション理論の学習を通して、身の回りの儀式やイベントの役割について、改めて考えるきっかけになりましたが、みなさんはいかがでしょうか。






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