どんな基準で仕事・職業を選ぶのか
学生の方は初めての就職活動の時に、
社会人の方は転職活動・再就職活動の時に、
どんな基準で仕事を選んでいるでしょうか？
・給料、休暇などの雇用条件
・社名を知っている会社
・安定した仕事
・やりがい
・成長できる環境
・職場の雰囲気
・人間関係の良さなど･･･
人それぞれ、基準が違いますよね。
そんな中、ドツボにはまってしまいがちなのが、
「自分に向いている仕事って何だろう？」
「自分のやりたい仕事って何だろう？」
と考えている時かもしれません。
学生さんのように職業経験がアルバイトだけだと、
自分に向いている仕事ってわかりにくいかもしれません。
正社員のイメージまで結びつかないかもしれませんね。
では、社会人は職業経験があるので、
転職活動では迷わずに再就職先を選ぶことができるのでしょうか？
一概にそうとは思えません･･･
社会人経験があるということが、
必ずしも、多くの仕事や職業を理解していることにはならないと思います。
そして、社会人経験によって
自分のことをしっかりと理解できているでしょうか･･･
私たちは、意外と自分が経験した仕事のことしか知らないし、
仕事をしながら自分のことを客観的に分析することはあまりないでしょう。
ですから、社会人経験があるからといって、
自分に向いている仕事をわかっているわけではないし、
わからなくて当然のことなのだと思います。
仕事選びで大切なことは･･･
よく耳にするかもしれませんが、
仕事選びで大切なことは、自己理解と仕事理解です。
自己理解は、
これまで生きてきた経験を通して、
自分のもつ、
①興味（好きなこと・嫌いなこと）
②適性（できること・できないこと）
③価値観（何を大切にしたいか）
を知ることです。
とても時間のかかる振り返り作業ですが、とても大切なものです。
仕事理解は、
その字のとおり「仕事を知る」ことで、
・自分の周りにどんな仕事があって
・その仕事にはどんなスキルが必要で
・その仕事ではどんな人たちが活躍していて
・業種や職種の特徴・傾向を知り
・会社の企業理念や雰囲気を知るなど･･･
を調べることです。
なかなか、気力と根気が必要となる作業になります。
学生さんの就職活動では、これをどれくらいできたかが、
のちの後悔の強さに影響してくるのではないでしょうか。
就職（転職）活動は恋愛に似ている？
自分の特性と仕事の特性が合致することが一番の理想の形だと思います。
お互いが求め合う関係性であること、つまり、相思相愛が理想形です。
しかしながら、仮に相思相愛で就職できたとしても、
実際に働いてみると、職場の人間関係などの予期していなかったことが関わってくるので、
相思相愛だけではうまくいかないことも現実としてあり得ることですが･･･
でも、やっぱり、相思相愛の就職が理想形ですね！
学生さんの就職活動では、自己理解を「自己分析」、
仕事理解を「企業研究」「業界研究」と表現しています。
自己分析と企業研究がしっかりできていると、
自分に合った仕事を探しやすくなり、
その成果として、応募書類作成や面接への対応もスムーズに運びやすくなります。
･･･のはずなのですが、実際には、なかなかそう簡単にはいかないものです。
誰かの力を借りてみる
この自己分析や深掘りをひとりでやることはとても大変なことなので、
誰かの力を借りて乗り越えることが最善の方法だと思います。
決して依存するということではなく、あくまでも補助として力になってもらうということです。
それをお手伝いするのがキャリアカウンセラーの仕事の一つとしてあります。
就職活動で悩んだり、不安になったら、
キャリアカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。
自己理解の方法のひとつとして、
職業適性検査や職業興味検査などのアセスメントツールを使った自己分析があります。
WEB上で、これらの簡易的な検査を無料でできるサービスもありますが、
正直なところ、ひとりでやってみても効果は薄いかもしれません。
なぜかというと･･･
「やりっ放しで終わる」からです。
WEBでの無料サービスでも、結果と簡単な説明はあるかと思いますが、
検査結果をみて色々と考えてみる、悩んでみることがとても大切なポイントになります。
つまり、職業適性検査や職業興味検査は
検査をした後の解釈という部分がとても重要なポイントになってきます。
WEB上のサービスだけではなく、
就職支援機関などの対面で実施する場合にも同様のことが言えます。
ですから、利用している就職支援機関や担当者のレベルや志によって、
意味のある検査になるかどうかが変わってくるものだと、私は思います。
キャリアカウンセリング Office SORAでは、
有料ですが、職業適性検査や職業興味検査などができます。
時間をかけて解釈も行いますので、きっとあなたのお役に立てると思います。
